2009年6月15日月曜日

オタワ













オタワにきて一月ほど経ちました。居心地はかなりよいです。

受け入れてくださった先生も尊敬できる研究者&人柄です。明確な興味の核はありつつも,それに多様な研究テーマを関連づけ,多様な手法に目を向ける柔軟な思考をされる方だなぁという印象です。もちろん明確なビジョンを持って研究をされています。とにかくラボのメンバーとの議論を積極的にされる先生で,私の話もよく聞いて下さいます。1話せば10の案が飛び出す感じです。あ,もちろん私には英語力に難があるのですが,先生の頭の回転力を利用させていただいているので今のところ何とかなっています(ある程度単語を並べてしゃべっていると,こちらの言いたいことが先生の口から出力されます。。。もちろんこれではダメですが...)。ありがたいのは,私の仮説を気に入ってくれていることです。先生の大きなビジョンの中の一角に当てはまりがよかったらしく,“Benchmark”という用語を連呼してくれています。仮説の今後の展開まで考えてくれますし,レビュー論文も書くことになりそうです。よく冗談も言う方で,わざわざ私のところまできて,冗談だけ言って去っていくようなこともありました。ミーティングでもよく冗談言ってみんなを笑わせています。すごい人なのに偉そうな感じがしないのがすごいです。

ラボのメンバーもよい人ばかりです。私のつたない英語も聞こうとしてくれますし,おやつをくれます。私は人付き合いに関して積極性に難のある性格ですが,昼食や息抜きにも誘ってくれます。ちなみに息抜きはもっぱらバスケです。研究の話よりも,日常会話の方が難しいですね。私はもともと自分の話をするというよりは,話の流れをみて,そこに何か挟むような感じのしゃべり方が好きなのですが,まずそれはできません。そう,そこまで聞き取れないから。英語上達のためには,話の流れなど無視して自分の話をしだすのがよいんでしょうが,それは苦手なのでちょい困っております。まぁそのうちこちらでのスタイルもできてくるだろうさ。無口キャラは避けたいけど。。。メンバーは国際的で,カナダ人はもちろん,ドイツ,スコットランド,中国,アメリカ,等々の国の人が集まっています。これからもメンバー増えるそうです。

10日ほど前にラボで発表しました。もちろん原稿作っていきました。数カ所笑いをとろうという試みもしました(和む程度の効果でしたが)。ディスカッションに特に課題が残った感じですが,いい経験になりました。

提出期日の迫ったERP論文の改稿もようやく昨日目処がつきました。懸案だった倫理申請も周りの人の力をお借りしつつ申請完了(研究室が病院にあるのでいっぱい書類が求められました...おぇ)。実験案もおおよそ固まったので,とりあえず実験準備に力を注げそうです。マイペースにがんばります。










ダウンタウンの道ばたで売っているホットドックは意外とうまい。